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消滅の危機からよみがえる藍染めの伝統技術 甘粛省平涼市

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【9月22日 Xinhua News】中国甘粛省(Gansu)平涼市(Pingliang)霊台県(Lingtai)には長い藍染めの歴史がある。かつて、地元の藍染め工房は新鮮な板藍根(ばんらんこん)の葉を集め、水に浸してたたいた後、ろ過して藍を抽出し、発酵させ染料にして、さまざまな濃さの藍色の布を製作していた。しかし化学染料が普及すると、この伝統技術は消滅の危機にさらされた。
 李梅(Li Mei)さん(58)は若い頃、草木染めに触れ、その技術を習得し、2017年に同県無形文化遺産センターの勧めで江蘇省(Jiangsu)にある南通大学の藍染め技術無形文化遺産研修班に参加した。修了後は地元の藍染め技術を研究、復元し、絞り染めや型染めなどと組み合わせて、アクセサリーやハンドバッグ、スカーフ、人形などの藍染め製品を生み出した。
 藍染め技術は19年、平涼市の第4次市級無形文化遺産リストに登録され、22年には同市に無形文化遺産街が誕生した。藍染無形文化遺産工房など10の無形文化遺産展示館を設置して、藍染め技術の保護と伝承のプラットフォームを提供している。
 同工房は現在、藍染め製品の開発や展示、販売の拠点となっており、上海、杭州(Hangzhou)、重慶(Chongqing)、成都(Chengdu)などのアパレルショップとも長期契約を結んでいる。(c)Xinhua News/AFPBB News